ログリーは、提供するアカウントインテリジェンスツール(※)「ウルテク」について、自社サイトだけでなくサイト外の検索意図や興味・関心データをAIで解析する「AIインテント分析」機能の提供を開始したことを発表した。
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※アカウントインテリジェンスツール:ターゲット企業や担当者のニーズや購買意図をデータ解析で可視化し、マーケティングおよび営業活動の精度と効果を向上させるツール
開発の背景
従来のBtoBマーケティングやセールス活動において、顧客企業のニーズを把握するために複数の解析ツールを使い分け、属人的な対応に頼る場面が多くあった。データ収集や集計に工数がかかるだけでなく、戦略設計に必要な情報を十分に活用できず、担当者の経験や勘に頼らざるを得ない状況が続いていた。
ログリーは、この課題を解決するために、オンライン上のインテントデータを自動で解析し、顧客理解を可能にするAIインテント分析機能を開発した。
概要と機能
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AIインテント分析は、自社サイトとサイト外で収集されるデータをAIで解析し、匿名ユーザーから既存顧客・担当者までのニーズを可視化できる機能。「いま」何を求めているのかが文章化されるため、分析工数が削減される。これにより、マーケティングやセールスの担当者は今まで以上に顧客理解を深め、マーケティング企画設計や営業アプローチなどをより効果的に行うことができる。
具体的な活用方法
顧客起点でのアプローチが可能に
自社サイトだけでなくサイト外の検索意図や興味・関心データをAIが統合解析し、提案内容を把握する。マーケティングと営業チーム間で「誰に何を訴求すべきか」を共有しやすくなり、個々人の経験に依存しない顧客起点のアプローチを実践できるようになる。
データ解析工数を削減し、機会を逃さない営業を図る
AIがデータを自動で分析するため、属人的な作業を減らしながら、コールドリードの再活性化や既存顧客の深掘りに集中できるようになる。ニーズが再度高まった兆しを検知すると同時に、具体的な提案内容をAIが推測するため、最適なタイミングでのアプローチを支援する。
分析データを活用した新コンテンツの作成
過去にコンバージョンしたユーザーの閲覧履歴や外部検索データを掛け合わせて分析することで、「どんな情報やコンテンツが必要とされているか」を体系的に把握できるようになる。新たな資料やブログ記事、セミナー企画などを立案する際の指針となり、コンバージョンを狙った施策の設計が可能になる。