パーソルホールディングスは、生成AIについての知識・活用スキルを習得するため、グループ社員のアップスキリングを推進することを発表した。
取り組みの背景
生成AIの普及が進み、働くことをとりまく環境が大きく変化している。パーソルグループでは、変化に対応するために、AI・生成AIを体系的に理解し、正しい知識を身につけて利活用していくことが必要と考え、グループ共通の取り組みとして社員を対象とした、生成AIについての知識・活用スキルの習得、研修や社内勉強会の開催、資格試験「生成AIパスポート」などによるアップスキリングに取り組む。
概要
社員個人の生成AI活用スキルレベルについて、レベル1段階めを「理解」、2段階めを「業務導入」、3段階めを「業務活用と伝播」とし、グループ全体で生成AIの業務活用が波及している状態を目指す。
研修や社内勉強会は、外部から生成AIの専門家を講師として招き、「理解」と「業務導入」を促す入門編・基礎編・活用編・事例編、「業務活用と伝播」を促す実践編や応用編、生成AIのビジネス活用のヒントとなるトレンドインプット会、経営幹部を対象にした勉強会など、参加者のレベルや属性に応じて複数回開催し、のべ1,500名以上の社員が受講。また、社内専用GPT「PERSOL Chat Assistant」の仕組みや基礎知識についての動画講義は、のべ3,800名の社員が受講するなど、IT系職種に限らず幅広い職種の社員に対し、さまざまなアプローチで教育コンテンツを展開している。
研修・社内勉強会・資格取得などにより、生成AIについての知識・活用スキルを習得した社員は、社内GPTを活用して、メール文章作成、議事録作成・要約、英文の作成、企画のアイデア出し、営業アポイントのテーマ検討、営業トークスクリプトの作成、ソースコードの分析・修正など、業務への活用を拡大。今後も、生成AIに関するアップスキリングを継続的に実施し、社員の業務効率化によるパフォーマンスの向上や、生成AI活用におけるリスク回避にもつなげる。