企業研修・人事組織コンサルティング事業を行うシェイクは、「2022年度新入社員半年後調査」を実施。その結果を発表した。
調査概要
- 調査対象者:2022年度新入社員585名
- 調査方法:アンケートによる調査
- 調査期間:2022年9月21日~10月13日
調査結果
仕事に対する現在のモチベーションをたずねたところ、計84.9%の新入社員が「どちらかというと高い」以上を選択した。また、モチベーションが「かなり高い」「高い」新入社員は全体的に上司・先輩との関わりの量が多く、とくに「具体的なアドバイス」を受けている傾向が見られた。
具体的なアドバイス
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モチベーションが「かなり高い」新入社員
いつもある:75.4%、ときどきある:17.4%、どちらかというとある:2.9%
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モチベーションが「高い」新入社員
いつもある:62.6%、ときどきある:22.1%、どちらかというとある:10.8%
「うまく行かないかもしれない挑戦は避けたいか」「 周囲の人から、できない人だと思われたくないか」という項目について、2021年と2022年の結果を比較した。その結果、2021年と比較して 「いつもそう思う」「ときどきそう思う」と回答した新入社員が増加した。
「いつもそう思う」「ときどきそう思う」の合計
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うまく行かないかもしれない挑戦は避けたいか
2021年:計41.1%→2022年:計45.3% 4.2pt増
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周囲の人から、できない人だと思われたくないか
2021年:計71.4%→2022年:計74.8% 3.4pt増
配属後、仕事や職場環境に対して配属前の想像とのネガティブな意味でのギャップを感じたことがあるかたずねたところ、25%(146名)の新入社員が「ある」と回答。ネガティブなギャップを感じた具体的なポイントは「想像していたよりも、今の仕事に対する自分自身の適性が低い」(34.2%)がもっとも多くなった。
現在どのような育成を受けているか、2021年と2022年の結果を比較した。「自分の興味関心、意向を踏まえて仕事が渡されている」を除いて、2021年の数値と比較した際の増減は 5%以内という結果になった。
自分の興味関心、意向を踏まえて仕事が渡されている
2021年:13.8%→2022年:8.5% 5.3pt減
現在新入社員が受けている育成と、仕事に対する現在のモチベーションの関係性を調べた。その結果、「確実にスキルや知識を身に着けるよう丁寧に指導されている」と感じている新入社員はモチベーションが高い傾向にあった一方、「上司や先輩の背中をみて、真似することで仕事を覚えている」「自ら学んだり、情報をとりに行くことが重視されている」と感じている新入社員は、モチベーションが低い傾向にあった。
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確実にスキルや知識を身に着けるよう丁寧に指導されている
モチベーションが「かなり高い」:71.0%、「高い」:66.7%
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上司や先輩の背中をみて、真似することで仕事を覚えている
モチベーションが「低い」:46.7%、「かなり低い」:55.6%
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自ら学んだり、情報をとりに行くことが重視されている
モチベーションが「どちらかというと低い」:53.1%、「低い」:66.7%