帝国データバンクは、SDGsに関する企業の見解について調査を実施。その結果を発表した。
- 調査期間:2022年6月17日~30日
- 調査対象:全国2万5,405社
- 有効回答企業数:1万1,337社(回答率44.6%)
調査結果
自社におけるSDGsへの理解や取り組みについてたずねた。「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」企業は23.6%となり、前回調査(2021年6月)より9.3ポイント増加。また「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」企業は28.6%で同 3.2ポイント増加した。合計すると、SDGsに積極的な企業は同12.5ポイント増の52.2%という結果になった。
一方、「言葉は知っていて意味もしくは重要性を理解できるが、取り組んでいない」(35.9%)および「言葉は知っているが意味もしくは重要性を理解できない」(6.8%)は前年より減少。合計するとSDGsを認知しつつも取り組んでいない企業は42.7%となり、前年(50.5%)より7.8ポイント減少した。
SDGsに積極的な企業を規模別で見たところ、SDGsに積極的な企業は「大企業」で68.6%、「中小企業」で48.9%、「うち小規模企業」で42.0%という結果になった。
SDGsに積極的な企業を業界別にみたところ、「農・林・水産」( 72.6%)がもっとも多く、「金融」(62.3%)、「製造」(57.1%)と続いた。
2030年までに達成すべきSDGsの目標17項目について、現在力を入れている項目をたずねた。「働きがいも経済成長も」(31.4%)がもっとも多く、「つくる責任つかう責任」(22.9%)、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(22.5%)、「気候変動に具体的な対策を」(21.1%)と続いた。
SDGsの17目標のうち、今後もっとも取り組みたい項目をたずねた。「働きがいも経済成長も」(12.6%)がもっとも多く、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」(8.3%)、「気候変動に具体的な対策を」(7.5%)と続いた。