TISは、 製造業向けソリューション「LinDo Applications(リンドゥーアプリケーションズ)」の調達購買業務の高度化を実現するメニュー「LinDo購買クラウドサービス」を提供開始すると発表。
「LinDo購買クラウドサービス」は、 見積依頼・回答受領・見積査定などの機能を持つ「ソーシング」、 購買依頼・発注・受入等の機能を持つ「パーチェシング」、 サプライヤーの情報提供依頼・回収・未回答企業への回答催促等の機能を持つ「アンケート」、 納期遵守率・不良品発生率・認証資格管理等の機能を持つ「サプライヤー品質管理」の4つのモジュールで構成。
とくサプライヤーからの見積回答を受けて、 相見積や過去見積との比較を自動で一覧化できる見積査定機能は、 価格交渉力強化/価格交渉時の優位性確保に直結することから、従来提供してきた オンプレミス版のユーザーからも高い評価を得ているとのこと。
製造業では、 「地産地消の流れに伴うサプライヤーのすそ野拡大」「多品種少量生産化による調達ルートの多様化/複雑化」「系列や資本関係によらない競争的調達への構造変化」「得意先の海外生産に追随するためのグローバル調達へのシフト」といった環境変化により、 調達購買業務の高度化/最適化が課題となっている。
また、 調達購買部門の役割も「製造を止めないようにモノを買うオペレーション部門」から「経営に貢献する戦略部門としての位置づけ」にシフトしており、 経営から求められる業務も変わってきている。
さらに調達購買業務システムには、 大きな初期投資が必要なオンプレミス型のシステムではなく、 低コストでスモールスタートできるクラウドサービスのニーズも大きくなっていることから、本サービスの提供となった。