人材データプラットフォームを提供するサイダスはOKR達成支援クラウド「banto(バントウ)」の機能を大幅バージョンアップし、9月20日より有償版の提供を開始。
「banto」は、近年話題になっている目標管理手法「OKR」の運用をクラウド上で支援し、組織が抱える目標管理の課題を解決するシステム。これまでは、特定のユーザーに対し提供していたが、バージョンアップにともない一般ユーザーによる申込受付を開始した。
OKRは「Objectives and Key Results」の略語で、会社・チームと個人の目標を紐づけ、目標を達成するうえで重要な要素を3〜4つ設定し、その指標を追いかけていく目標管理のこと。
「banto」を利用すると、コミュニケーションツール「Slack」上でチャットボットと会話をするだけで進捗報告を行えるようになるため、毎日の日報や進捗報告を忘れてしまうことや、報告のないメンバーに催促する手間がなくなる。主な特徴は下記4つ。
1)業務日報や進捗報告の軽減
チャットボットのAIbanto(エーアイバントウ)が、コミュニケーションツール「Slack」上でメンバー1人ひとりの時間に合わせ、メンバーの目標に合った質問を投げかける。普段、Slackを業務で使っているメンバーは、専用のソフトを起動することなく、Slackの中で報告を完了させることができるため手間なく報告を行うことができる
また、会議中や作業に集中していて報告ができなかった場合、1時間後などあらかじめ設定された時間にリマインドされるので報告忘れも防止。上司はメンバー1人ひとりに報告の催促を行う必要がなくなり、本来の業務に集中することができる。
2)1人ひとりのOKRをSNSのようなフィード画面で可視化
AIbantoを通して報告された内容は、ブラウザのbanto画面で確認することができる。会社やチーム、メンバー1人ひとりのOKRと日々の進捗は、その日の活動記録が流れてくるSNSのようなフィード画面で常に最新の状況を確認可能。定量目標であればグラフとなり、定性目標であればカンバン式のボードのように進捗や目標達成のために行っている業務を可視化できる。
3)目標達成のためのコミュニケーションを活性化
「banto」には、メンバー1人ひとりの活動にコメントを投稿する機能が実装されており、マネージャーのフィードバックはもちろん、同僚からの祝福コメントや情報の共有など、目標達成に向けたコミュニケーションを活性化することが可能。
また、仕事をサポートしてくれた人に感謝の意を示し、貢献してくれたことをメンバー全員と共有する機能も実装されている。AIbantoが問いかけてくる「あなたを助けてくれた人は?」という質問に、助けれくれた人の名前を選択して答えると、bantoの画面上で助けれくれた人の名前と顔写真が表示され、貢献してくれたメンバーを可視化することができる。
4)初めてOKRを導入する企業にも安心なサポートサービス「OKRスターターガイド」
「OKRスターターガイド(有償)」は、OKRをこれから導入してみたいけど、どこから手をつけていいか分からないという企業を、設計から運用後のご相談までコンサルタントが6ヵ月サポートするサービス。会社にぴったりなOKRを設計できるので専門的な知識がなくても導入することができる。
バージョンアップした機能は下記。
進捗サマリー通知機能
進捗のあったメンバーや、レポートの報告状況、貢献度など、所属するチームの活動状況のサマリーを、翌営業日の朝9時にAIbantoがSlackで通知。
部署管理機能 (有償機能)
部署を作成し、部署に役職者を割り振ることができる。親子関係を持った部署を10階層まで作成可能。
社員異動・兼務機能 (有償機能)
社員をほかの部署に異動させたり、兼務させたりすることができる。
目標引き継ぎ機能 (有償機能)
すでにOKRが始まっている期の途中に、メンバーの異動や退職処理を行う場合、ほかの社員に目標を引き継ぐか、もしくは強制終了するか設定ができる。
9月27日〜10月15日の期間に申し込むと、無料トライアルを15日間から30日間へ延長。無料トライアルは最大で10人のチームメンバーで利用可能。