顧客対応プラットフォーム「yaritori」を提供するOneboxは、UPSIDERのBizOpsチームが「yaritori」を導入したことを発表した。
UPSIDERは、「挑戦者を支える世界的な金融プラットフォームを創る」をミッションに、利用限度額や会計処理などの財務課題を解決する法人カード「UPSIDER」をはじめとした事業を展開している。
今回、UPSIDER BizOpsチームが、顧客対応プラットフォーム「yaritori」を導入。クライアントの各種手続きをサポートするため、膨大な連絡対応を効率化し、“攻めのオペレーション”の実現に取り組んでいる。
「yaritori」導入前の課題
BizOpsチームは、クライアントが法人カードサービスを利用する際の技術的な困りごとの解決からeKYC(反社チェック)まで対応している。クライアントとの連絡対応が毎月約2,000件発生しており、連絡対応以外の業務に注力する時間を十分に確保するのが難しいという課題があった。
また、法人カードサービスを提供する中でいちばんのハードルが「手続きを完了してもらうこと」である。とくに滞留件数が毎月50件ほどある反社チェック関連の手続きについては、途中で止まってしまい離脱するクライアントが多い傾向があった。
活用方法と成果
メール返信担当者の設定機能の活用によりメールを適切に割り振ることで、対応がスムーズになった。メール1件にかかる対応時間を2~3分削減することができ、1日約3時間以上の大幅な業務時間の削減を実現した。
さらに「開封履歴」機能を活用し、「メールは開封されているが1週間以上手続きが進んでいない場合は、クライアントに電話をかける」といったオペレーションが可能になった。
今後の展望
yaritoriは今後、まだ返信をもらっていないメールへのフォローアップなど、“攻めのオペレーション”を強化するアクションの自動化を強化していく予定。また、Salesforce連携機能の活用も検討している。
顧客対応プラットフォーム「yaritori」とは
「yaritori」は、対外的な顧客対応を担う営業・CSのための顧客対応プラットフォーム。「複数メールの対応状況をチームで一元管理」「Slack・Chatwork連携」などで社内外のコミュニケーションを効率化し、迅速な顧客対応を実現可能にする。
顧客対応に加えて顧客管理までできるのが特徴で、Salesforceとの連携も可能。また、最新AI「GPT-4」を活用し、メール生成の自動化を目指す「yaritori AI(α)」をはじめ、最先端のAI技術の活用に注力している。業界・規模問わずさまざまな企業で、問い合わせ対応や受発注管理などあらゆる用途で活用されている。