社会人教育ベンチャーのEdWorksは、2023年9月に401名のビジネスパーソンを対象にオンラインで「企業研修に関する実態調査」を実施した。
調査概要
- サンプル数:401名
- 調査期間:2023年9月16日
- 調査方法:インターネットリサーチ
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が100%とならない場合がある
研修で学んだ内容を業務で活用できた人はわずか31%
これまで受けた会社の研修で、研修で学んだ内容を業務で活用できた経験をたずねたところ、69%の人が「あまり活用できなかった/ほとんど活用できなかった」と回答した。研修で得た知識が業務でなかなか活かされていない実態が浮かび上がる。
研修で学んだ内容を業務で活かし、成果を出すことができたのは30%
研修で学んだ内容を業務で活かし、さらに成果を出すことができたかの質問については、70%の人が「あまり成果は出せなかった/全く成果は出せなかった」と回答した。多くの人が業務で成果を出せた実感を得るまでには至っていないことが読みとれる。
研修前の取り組みを聞くと、上司から受講意図や目的の説明があったのは37%
研修前に上司から研修の意図や目的について説明があった経験をたずねた。すると、63%の人が「あまりなかった/ほとんどなかった」と回答した。研修に参加する意図を説明されないままに参加をしている実態が浮かび上がる。
事前に上司から説明のあった頻度と、研修で学んだ内容の業務活用度の関係性を調べると、「事前の説明があった」と答えた人のほうが「業務で活用できた」と答える割合が高い傾向があった。
研修後のフォロー状況を聞くと、職場での活用について上司と振り返りをした人はわずか22%
研修後に、研修で学んだことをどのように職場で活用するかについて上司と振り返る機会があったかたずねたところ、78%の人が「あまりなかった/ほとんどなかった」と回答した。研修に参加したあとは、振り返りや業務への落とし込みを奨励するフォローアップはあまりなされていない実態が見える。
研修後に上司と振り返る機会があった頻度と、研修で学んだ内容の業務活用度の関係性を調べると、「上司と振り返る機会があった」と答えた人のほうが「業務で活用できた」と答える割合が高い傾向があった。