ライボは、同社が運営する「Job総研」において「2022年転職年齢に関する意識調査」を実施。転職経験のある561人の社会人男女を対象に、転職による年齢リミットの有無およびその具体的な年齢、初めて転職した年齢や今後の転職可能性について調査し、その結果を発表した。
調査概要
調査対象者:全国/男女/20~50代
調査条件:1年以内~10年以上勤務している社会人、転職経験のある社会人
調査期間:2022年6月8日~6月13日
サンプル数:561人
調査方法:インターネット調査
調査結果
転職の年齢リミットについて、「あると思う」39.8%、「どちらかといえばあると思う」36.4%の計76.2%が転職に年齢リミットがあると回答した。具体的な年齢について、全体平均は41.4歳、最多回答は35歳となった。
男女別に見ていくと、年齢リミットがあると回答をした男性は72.1%、女性は83.0%。
具体的なリミット年齢について、男性が平均42.3歳・最多回答35歳、女性が平均40.1歳・最多回答35歳という結果になった。
さらに年代別で見ていくと、年齢リミットがあると回答をしたのは20代で80.2%、30代で70.7%、40代で72.8%、50代で92.3%。もっとも少ない30代と、もっとも多い50代では21.6%の差になった。
具体的なリミット年齢について、20代は平均36.6歳・最多回答35歳、30代は平均40.3歳・最多回答45歳、40代は平均45.7歳・最多回答45歳、50 代は平均46.9歳・最多回答45歳。回答年代と比例してリミットと考える年齢の平均も上がる傾向にあった。
初めて転職した年齢について、全体平均は28.2歳。男女別では男性の平均が28.9歳、女性の平均が27.0歳となり、平均では女性の方が約2年早く転職をしているという結果になった。また、70.2%が20代のうちに初めて転職を経験していることが明らかになった。
今後の転職に対する興味について、全体の60.0%が「ある」と回答。年代別で見ると、「ある」と回答したのは20代が55.4%、30代が80.4%、40代が70.6%、50代も同じく70.6%。30代以上は全年代で7割以上が今後の転職に興味があるのに対して、20代は55.4%と、年代で回答に差が生じた。
転職で興味を持っている職種・業界についてたずねたところ、全体では「異職種・未経験業界」(42.3%)がもっとも多く、「同職種・同業界」(24.9%)、「同職種・未経験業界」(22.5%)、「異職種・同業界」(10.3%)と続いた。年代別で見ると、全年代で「異職種・未経験業界」がもっとも多く、「異職種・同業界」がもっとも少なかった。
回答者コメント
- 年齢により転職の有利性などがあることは事実で、40代以上は選考条件で弾かれることが多くなる。
- キャリアチェンジの転職でいえば年齢リミットありそうだけど、スキルを活かした転職でいえば何歳でも経験とアピール次第で可能と思う。
- 終身雇用の時代から大転職時代になり、今や転職経験がある人が多くなってきている気がする。年齢が上がればそれまでのスキルがあるので書類選考や面接で有利に働くことがあるのも事実。
- コロナ禍による働き方の変化で転職をしました。近年では年齢による転職のハンデ的なものは薄れている気がします。
- 年齢が上がればそれなりのスキルが求められそうだけど、年収アップが期待できるのも事実。