「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレントが、同サイトの登録者の英語力および企業からのスカウトデータを元に、英語力が年収に与える影響について独自調査を行った。
コロナ禍以降、英語力を持つビジネスパーソンは年収アップの傾向
コロナ前とコロナ後を比較すると、日常会話レベル・ビジネスレベルともに、いずれの年代においてもコロナ禍を経た後のほうが企業から高い年収でスカウトを受けていることが明らかに。とくにビジネスレベルの英語力がある場合、50代の年収はコロナ前と比べて83万円増加と、全年代でもっとも大きく伸長していた。
コロナ禍以降、英語力による年収差が1.7倍の50代女性
女性ビジネスパーソンの英語レベルにともなう年収差を比較すると、コロナ禍以前・コロナ禍以降ともに、年代が上がるにつれて年収差が見受けられた。コロナ禍以降を参照すると、50代においては英語力による年収差約1.7倍と言う結果に。
英語力がビジネスレベル女性、最大で平均年収の約2.2倍に
2019年の国税庁の調査では、年齢が上がっても女性の平均年収に25万円以上の変化は見受けられなかった。一方、英語力を持ち合わせる女性ビジネスパーソンはコロナ後においても、年齢が上がるにつれて企業から高い年収でスカウトを受けている結果がうかがえた。50代の女性においては、国税庁調査の女性平均年収と比べて、ビジネスレベルの英語力であれば約2.2倍(369万円)の年収差が示された。
調査概要
- 調査期間:コロナ禍以前…2019年4月~2020年3月/コロナ禍以降…2020年4月~9月
- 調査対象:Daijob.comに掲載している企業からスカウトを受けた日本国籍の求職者
- 調査人数:コロナ禍以前…7,806人/コロナ禍以降…4,432人