エン・ジャパンは、同社の運営する「ミドルの転職」上で転職活動をしている35歳以上のユーザー2,822人を対象に実施した転職理由に関するアンケートの結果を公開した。
調査結果ハイライト
- コロナ禍での転職理由に「変化がある」は16%。柔軟な働き方への理解を重視する声も
- 18%が「コロナ禍以後に転職を考え始めた」と回答
- 転職を考えた理由、第1位は「会社の将来に不安がある」
- 転職で実現したいことは「経験・能力が活かせるポジションへの転職」
コロナ禍での転職理由に「変化がある」は16%。柔軟な働き方への理解を重視する声も
コロナ禍以前と以後での転職理由の変化を問う設問に対して、16%が「ある」と回答した。「変化がある」という回答の中では「積極的に多様な働き方・柔軟な働き方をとろうとしている会社への関心が高まった」「どのような経済状況になっても、ある程度立ち回れる企業を選ぶ意識が強くなった」「社会に役立つことを考えるようになった」といった声が寄せられた。
18%が「コロナ禍以後に転職を考え始めた」と回答
転職を考え始めたタイミングを問う設問では、年収にかかわらずコロナ禍以前から検討している層が大半を占めた。全体では「コロナ禍以前」と回答したのは82%であったのに対して、「コロナ以後」という回答は18%にとどまっている。
転職を考えた理由、第1位は「会社の将来に不安がある」
転職を考えたきっかけ・理由を問う設問では、上から「会社の将来に不安がある」が40%、「会社の考え・風土が合わない」が37%、「給与に不満がある」が32%、という結果に。転職を考え始めたタイミング別で見ると、コロナ禍以後に転職を考え始めた層は「会社都合(リストラ・事業縮小など)」、「業界自体の先行きへの不安」の2点を挙げる割合が高かった一方で、コロナ以前から転職を検討していた層は「キャリアアップのため」、「自分の能力を試したい」と、スキルアップを志す旨の回答が多く集まった。
転職で実現したいことは「経験・能力が活かせるポジションへの転職」
今後、転職をした際に実現したい内容を問うと、転職を考えたタイミングにかかわらず、トップ3は「経験・能力が活かせるポジションへの転職」が62%、給与・待遇のアップが60%、「やりたい仕事ができる環境での就業」が49%という結果に。
調査概要
- 調査期間:2020年7月1日~8月31日
- 調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー2,822名
- 調査方法:インターネットによるアンケート