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在宅勤務中会社員「ワーケーション興味あり」6割、生産性向上期待 制度整備に不安も/あしたのチーム調査

2020/09/03 05:00

 あしたのチームは、ワーケーション支援事業を通じて地方創生に取り組む、We'll-Being JAPAN(ウェルビーイング・ジャパン)、日本旅行と3社共同で、テレワーク導入企業の会社員332名を対象に「会社員のワーケーションに対する考え方および姿勢」に関する調査を実施したことを発表した。

 同調査の結果は、次のとおり。

自社での「ワーケーション」制度の導入に興味を持つ会社員は6割

 「Q1.観光地やリゾート地で休暇と仕事をうまく切り替えながら行う、『ワーケーション』制度の取り組みについて、興味があるか。」(n=332)と質問したところ、「非常に興味がある」が23.8%、「少し興味がある」が38.2%という回答となった。

ワーケーション制度への不安「休暇が結局仕事になる可能性」「どこまで勤怠をつけて良いのか不明」などの声が約半数

 Q1で「非常に興味がある」「少し興味がある」と回答した人に、「Q2.ワーケーション制度を実際に自分が利用するにあたっての、不安や課題は何か。(複数回答)」(n=206)と質問したところ、「休暇が結局仕事になる可能性がある」が51.5%、「どこまで勤怠をつけて良いのかわからない」が47.1%だった。

ワーケーション制度への不安として、「きちんと評価されるか」などの声

 Q2で「不安や課題がある」と回答した人に、「Q3.Q2で回答した以外に不安や課題があるか。」(n=45)と質問したところ、「きちんと評価されるか」、「会社の人とコミュニケーションが取りづらい。急に出社する事態が起きたとき、対応するのが大変」など147の自由回答を得た。

自由回答・一部抜粋

  • 51歳:会社が制度として認めてくれるか。
  • 52歳:雇用主から自分の仕事ぶりを信用してもらえるかどうかわからない。
  • 61歳:やはり、リモートで仕事をしていると言う部分を会社としてどの範囲まで認められるかどうかと言う部分が課題だと思います。
  • 53歳:会社の人とコミュニケーションが取りづらい。急に出社する事態が起きたとき、対応するのが大変。
  • 66歳:仕事とそれ以外の両方が中途半端になり、両方ともに良い結果が残せない可能性がある。
  • 38歳:給料下がりそう。
  • 35歳:きちんと評価されるか。

ワーケーション制度への期待「リフレッシュすることで生産性が向上する」が最多で約半数

 「Q4.ワーケーション制度を実際に自分が利用するにあたって、期待することやメリットは何か。」(n=332)と質問したところ、「リフレッシュすることで生産性が向上する」が47.3%、「家族との時間やプライベートな時間の確保がしやすくなる」が38.9%となった。

ワーケーションのメリット「会社にいたらできない自分の見識を広げる機会に」や「都会の煩わしさから解放される」の声

 「Q5.Q4で回答した以外に期待することやメリットは何か。」(n=76)と質問したところ、「いろいろな場所に行くことで、会社にいたらできない自分の見識を広げる機会になる」や「都会の煩わしさから解放される」など76の自由回答を得た。

自由回答・一部抜粋

  • 44歳:いろいろな場所に行くことで、会社にいたらできない自分の見識を広げる機会になる。
  • 52歳:育児や介護などがなくてもすべての人がリモート勤務がありうるという前提を作るきっかけになる。
  • 61歳:時間を有効に使えるメリット。
  • 53歳:新たな趣味やスポーツを始めてみる。
  • 56歳:国際空港が住処になりそう。
  • 57歳:気分転換。
  • 52歳:都会の煩わしさから解放される

一方で「実際にワーケーションが導入される確率は低い」と感じる会社員が約7割

 「Q6.自分の勤めている会社で、将来的にワーケーションが導入される確率は高いと思うか。」(n=330)と質問したところ、「非常に低い」が38.8%、「低い」が30.0%に。

導入期待できない理由「労務管理しにくい」や「制度整備ができないため二の足を踏んでいる」の声

 Q6で「非常に低い」「低い」と回答した人に、「Q7.そう回答した理由は何か」(n=62)と質問したところ、「労務管理がしにくい」や「労務管理や労災について制度整備ができないことを理由に二の足を踏んでいる」など62の自由回答を得ることができた。

自由回答・一部抜粋

  • 50歳:環境が整っていないから。
  • 59歳:労務管理や労災について制度整備ができないことを理由に二の足を踏んでいる。
  • 48歳:セキュリティの担保が難しそう。
  • 45歳:管理するのが難しいと思うから。
  • 52歳:対人関係が重要視される事業だから。
  • 47歳:紙書類のやり取りがある。
  • 60歳:労務管理がしにくい。
  • 50歳:管理が難しいから。
  • 49歳:管理体制を整えるのが難しいから。

 同調査では、ワーケーション制度に興味を持っている会社員が約6割と、半数以上の会社員は仕事と休暇をうまく切り替えて行う「ワーケーション」に、前向きな期待を寄せていることが明らかになった。また、ワーケーション制度のメリットとしては、「リフレッシュすることで生産性が向上する」や「家族との時間やプライベートな時間の確保がしやすくなる」などの声が多く挙げられた。

 しかし、実際に自社で導入が期待できるかについては、約7割が「期待できない」と回答しており、その理由として「労務管理がしにくい」や「労務管理や労災について制度整備ができないことを理由に二の足を踏んでいる」などが挙げられ、まだまだ制度面においての不安が残っているといった実態も判明した。

調査概要
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2020年8月13日〜同年8月18日
  • 有効回答:テレワーク導入企業の会社員332名


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