タイムクラウドは、人件費を含めたプロジェクト損益管理を行っているプロジェクトマネージャー110名を対象に「プロジェクトの損益管理に関する実態調査」を実施。その結果を発表した。
- 調査概要:プロジェクトの損益管理に関する実態調査
- 調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
- 調査期間:2022年10月6日~同年10月7日
- 有効回答:人件費を含めたプロジェクト損益管理を行っているプロジェクトマネージャー110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。
調査結果
過去に実施したプロジェクトで損益管理を行う際、人件費が当初の想定を上回った経験があるかたずねた。24.6%が「10回以上ある」、29.1%が「6回~9回ある」と回答した。
顧客へ提出した見積金額と実際に稼働した工数を比較し、プロジェクトが赤字になった経験があるかたずねた。17.3%が「10回以上ある」、24.5%が「6回~9回ある」と回答した。
プロジェクトの損益管理を行う中で、不満に感じることはあるかたずねた。26.4%が「かなりある」、62.7%が「ややある」と回答した。
プロジェクトの損益管理を行う中で不満に感じることをたずねた。67.3%が「請求金額が稼働時間と見合っているか分からない」、58.2%が「リアルタイム損益の把握に手間がかかる」、41.8%が「プロジェクトごとの損益管理ができていない」と回答した。
プロジェクトの損益管理を行う中で不満に感じること
(Q4で「わからない/答えられない」以外を回答した方・自由回答・一部抜粋)
- 損益計算書を細分化したデータが見れない(35歳)
- 関係者が多く、リアルタイムに管理できない(41歳)
- 人によって生産性が変わってくるので、予定通りにすすめるのは困難(45歳)
- 項目が多く管理が複雑(38歳)
- 市況の変動リスクを顧客に転嫁できない(48歳)
- 月次決算に時間がかかる(43歳)
- 試算工数と実工数がずれることが多々あり、各自の工数算出があまい(44歳)
- 担当者の記入ミスが多発している(35歳)
プロジェクトの人件費計算について、どの程度の細かさで行っているかたずねた。34.6%が「プロジェクトごとの人件費を把握している」、30.9%が「顧客ごとの人件費を把握している」と回答した。
プロジェクトの損益計算を行うにあたって、システムやツールを導入しているかたずねた。75.5%が「導入している」、23.6%が「導入していない」と回答した。
Q7で「導入している」と答えた回答者を対象に、どのようなツールを導入しているかたずねた。68.7%が「スケジュール管理ツール」、59.0%が「Excel・スプレッドシート」、48.2%が「タスク管理ツール」と回答した。
プロジェクトの人件費計算が簡単に記録でき、損益計算がスムーズになるツールがあれば、導入したいと思うかたずねた。45.5%が「非常に導入したい」、44.5%が「やや導入したい」と回答した。