パーソルキャリアが運営する、プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro(ハイプロ)」は、企業の採用業務や人材獲得業務に携わっている管理職1,873名のうち、副業人材を活用している管理職400名を対象に、「副業人材の活用が企業に与える影響」について調査を実施した。
調査概要
- 集計対象数:自社の採用業務や人材獲得業務に携わっている管理職1,873名および、 職場で副業人材を受け入れており、採用や人材獲得業務に携わっている管理職400名
- 調査手法:インターネット調査
- 調査期間:2023年5月13日~5月15日
- 調査機関:シグナルリサーチ
- 引用元:パーソルキャリア プロフェッショナル人材の活用総合サービス「HiPro」調べ
2022年度に副業人材の活用を開始した企業は、前年度比123%
2022年度に副業人材の活用を開始した企業は、2021年度と比較し123%となった。
「あなたの会社では、副業人材を活用している人数に変化はありますか」という問いに対して、62.8%が「増加した」と回答。副業人材を活用する企業だけでなく、活用人数も増加傾向であることが明らかになった。
副業人材の活用効果、上位に「社員の生産性向上」「社員のスキルアップ」など
「副業人材の成果」について聞いたところ、94.6%の企業が活用前の期待値と比較して「期待以上」「期待通り」と回答した。
「副業人材の活用が会社に良い影響を与えているか」という問いに対して、95.3%が「良い影響を与えている」と回答した(「どちらかというと良い影響を与えている」を含む)。
「良い影響を与えている」と回答した理由として、「社員の生産性向上に繋がった(46.5%)」「既存ビジネスの課題解決が進んだ(35.5%)」「社員のスキルアップ(34.3%)に繋がった」が上位に挙がった。
この結果から、副業人材の活用は、会社の事業やサービスだけではなく、自社社員の生産性やスキル向上にも寄与することがわかった。
企業が副業人材を活用する理由、「人手不足解消」「スキル・専門性の獲得」など
副業人材の活用を行っている企業の管理職に活用理由について聞いたところ、1位が「人材不足の解消(46.5%)」となった。
一方、2022年4月以降に活用を開始した企業の管理職に絞って回答を見てみると、1位「スキル・専門性の獲得(50.6%)」、2位「プロジェクト推進のスピードアップ(48.2%)」、3位「調整のしやすさ(42.4%)」となり、副業人材の活用理由に変化が生じていることがわかる。
93.8%が「今後も副業人材の活用を継続したい」と回答
現在、副業人材を活用している企業の93.8%が「今後も副業人材の活用を継続したい」意向であることがわかった(「どちらかというと継続したい」を含む)。