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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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案件の進捗状況、「○」「×」で判断できますか? 上司と部下の“認識のずれ”を解消する4つのステップ

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 管理職は自分の目標達成だけではなく、チームとしての成果も求められます。メンバーのころとは異なるスキルセットを求められるため、たとえトップセールスであっても、昇進後すぐにチームの成果を出せるとは限りません。ではどうすれば、「チーム全体の成果を向上させるマネージャー」になれるのでしょうか。本連載では、認識のズレ・錯覚を解決する“意識構造学”にもとづき組織のマネジメント課題を解決してきた識学が、チームの成果を上げようと奮闘する営業マネージャーの悩みへ“数値化”をキーワードに答えていきます。第4回は、上司と部下の認識のずれを防ぐ「環境整備の4つのステップ」についてお伝えします。

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上司/部下の“認識のずれ”を防ぐ4つのステップ

 部下から「〇〇社の温度感は高く、今週中には契約できそうです」「今週中にはタスクを完了できそうです」という報告されてすっかり安心していたら、期日になって「契約できませんでした」「タスクを完了できませんでした」と報告が──。このように、上司と部下の間で認識がずれてしまった経験はありませんか?

 前提として、営業メンバーは会社組織の一員として組織ルールを守り、その中で求められる成果を果たしてチームの成果に貢献することで、成果に見合った評価(達成したらプラス査定、未達ならマイナス査定)を獲得できます。そのためには「評価者は誰か(組織図で明示)」「何を求められているか(人事評価制度で提示)」「いつまでに何をするか(週次会議で進捗確認)」を明確にしなければいけません。

 たとえば、「価値を最大化する」「徹底的に××する」のように人事評価制度が曖昧だと、上司と部下の認識はズレやすくなってしまうでしょう。また、進捗管理が曖昧だと「水は低き、人は易きに流れる」と言うように、「お客様が……」「商品が……」「忙しくて……」と、環境を言い訳にして思考停止する人が増えてしまいます。

 上司と部下の認識をそろえ、正しく成果を追い求めるためには「評価者(上司)と非評価者(部下)が正しくマネジメントする/されるための環境整備」が必要です。そのポイントを次の4つのステップにまとめました。各項目の詳細は次ページから解説します。

環境整備のステップ

  1. 評価項目を設定:KGI(重要目標達成指標)を正しく設定する
  2. 管理項目を設定:KPI(重要業績評価指標)を正しく設定する
  3. 進捗会議を設定:進捗会議の運営ルールを正しく設定する
  4. 管理方法を教育:上司と部下の会議方法を正しく教育する

「責任と権限のバランス」に注意! 週に1回は見直しを

 環境整備の最初のステップとして、評価項目を設定してください。責任の大きさと評価は比例します。そのため組織の長であるマネージャー層は組織の売上/利益などの大きな結果(KGI寄り)で、メンバー層は、ひとりあたりの売上/習熟度など小さな結果(KPI寄り)で評価します。

 また、役割を果たすため、責任と権限はイコールで考えましょう。「責任>権限」(権限が不足している状態)だと、「そんなことを言われても、できる訳がない」と言い訳が出やすくなるからです。ただし「責任>権限」という状況は常に起こり得るため、部下には「責任を果たすために必要なら、いつでも権限を要求して良い」という意識づけと、進捗会議(おすすめは週に1回)で権限の見直し・提案を行うように指導しましょう。

次のページ
管理項目を細分化・数値化して「○」「×」で判断

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この記事の著者

株式会社識学 シニアコンサルタント 営業部 本田務(ホンダ ツトム)

ビジネス・ブレークスルー大学大学院、MBA(経営管理修士・経営学修士)を取得。GMOインターネットグループのグループ会社で営業部門の取締役として従事。国内外の販売網を構築し、アプリのストア公開数を国内最大級にすることに貢献。その後、国内初となるコネクテッドカーサービスのセールスとマーケティングを担当...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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