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SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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営業の仕事は「売る」ことなのか? 「Buyer Enablment」をめぐる冒険

2024年7月12日(金)13:00~18:20

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

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「脱・売り子」「“おじさん”トランスフォーメーション」 日清食品・ベルシステム24の営業変革


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 2023年10月、ナレッジワークは営業変革に挑む国内リーディングカンパニーの営業責任者・営業企画責任者や有識者を集めた招待制カンファレンス「NEW SALES PREMIERE」を沖縄で開催した。本稿では、日清食品・ 渡辺英樹氏とベルシステム24・川崎佑治氏が登壇し、ナレッジワーク高嶋大生氏がモデレーターを務めたセッション「NEW SALESで営業を変える」の様子をお届けする。

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強いブランド力を誇るも、コロナ禍で「勘と経験」は通用せず

「NEW SALES で営業を変える」には、ナレッジワークが主催する「NEW SALES OF THE YEAR 2023」において「クリエイティブストラテジー賞」を受賞した日清食品と、「チャレンジスピリット賞」を受賞したベルシステム24が登壇した。NEW SALES OF THE YEARは、企業としての生産性向上、個人の満足度向上を目指し、「新しい営業」へ進化した企業を「顧客志向」「組織力」「テクノロジー」の3つの観点で選定するアワードだ。

 セッション前半では日清食品による約2年間の営業変革事例が共有された。1958年にチキンラーメンの発売と共に創業した日清食品は、2023年で65周年を迎え、即席麺におけるトップシェアを誇る。渡辺氏は、「非常に恵まれた環境」にあるからこそ存在していた営業側の意識を共有した。

日清食品株式会社 ビジネスソリューション本部副本部長兼 ビジネスストラテジー部 部長 渡辺英樹氏

「私は日清食品が3社めです。当社のセールスには『カップヌードルは強いブランドだから大丈夫』という意識がまずありました。『与えられた製品を提案すればある程度採用してもらえる』という実情があり、『自分たちには強いブランドがあるから大丈夫』『勘と経験がすべてである』と感じているセールスが非常に多かったのです」(渡辺氏)

 同社の営業スタイルはスーパーなどの店舗を訪問し、新製品を提案するというもので、「何品採用されるか」「何ケース購入してもらえるか」が商談におけるイシューだった。ところがコロナ禍以降、景色は一変。スーパーでは入店制限が行われ、メーカーとの商談が禁止された時期もあったという。スーパー自体も人手不足への対応のためデジタル化を進めており、得意としていた勘と経験の営業が通用しない状況に陥ったのだ。

 そこで同社が取り組んだのが、「売り子からの脱却」。取り組んだ内容について渡辺氏は3つの観点で解説した。ひとつめが「営業の意識改革と教育」。意識改革の一丁目一番地として、まずは事業部の名称を変更した。

「社長に提案し、営業本部から『ビジネスソリューション本部』へと名称変更しました。意図はシンプルで、『営業』から想起される凝り固まった考え方を払拭すべく、現場の担当者が『営業』という言葉をなるべく使わないようにしたかったのです。たとえば、顧客と名刺交換をした際に、「どんな部署なの?」と問われれば、ビジネスソリューション本部のミッションを口に出さざるを得ません。そういう状況をつくったのが改革の第一歩でした」(渡辺氏)

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「売り場のエンタメ化」実施企業数は700%に伸長

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SalesZine編集部 宮田華江(セールスジンヘンシュウブ ミヤタハナエ)

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