SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のSalesZine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

直近開催のイベントはこちら!

企業の競争力を高める「営業DX」とは? 日本の営業組織の未来を探る powered by SalesZine

2024年4月18日(木)14:00~15:30

常に高い売上目標を達成し続けなければいけない営業組織。先行きの見通しが立たない時代においても成果を挙げるためには、過去の経験にとらわれず、柔軟に顧客や時代に合わせて変化し続けなければなりません。変化に必要なのは、継続的な学びであり、新たなテクノロジーや新たな営業の仕組みは営業組織の変化を助け、支えてくれるものであるはずです。SalesZine編集部が企画する講座を集めた「SalesZine Academy(セールスジン アカデミー)」は、新しい営業組織をつくり、けん引する人材を育てるお手伝いをします。

お申し込み受付中!

インサイドセールス組織、立ち上げの正攻法

大失敗の3ヵ月から見つけた、確立された正解にとらわれないインサイドセールス組織の立ち上げかた

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

 2019年5月、あるnoteのエントリーが話題に。アライドアーキテクツ株式会社執行役員・藤田佳佑さんが執筆した『【SaaS営業】全部書きました!インサイドセールスの導入・失敗・定着・成果の12か月間!』である。同エントリーを読んだ編集部は感動した。組織の立ち上げを、ここまで赤裸々に公開している人がいるなんて……。さらに記事につけられた「スキ(=いいね)」は360以上と、関心の高さも窺える。ぜひSalesZine読者向けに、再演していただけないかとお願いしたところ快諾いただき、本連載がスタートした。[全4回予定]

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena

大成功企業は、まだ少ない

 インサイドセールスは、日本では一部の業界では毎日耳にする言葉になってきましたが、Salesforce社の調査によると、日本での認知率は30%前後、導入している企業は10%前後とどちらもまだ高くはありません。米国では国土が広く訪問営業の効率が悪いことから内勤で完結するインサイドセールスを80%の企業が導入していると言われており、主流の営業手法として確立されています。

 日本では、オンライン商談サービスを展開するベンチャー企業の躍進からオンライン商談のインサイドセールスが広まってきており、インサイドセールスが電話やオンライン上で最初のコンタクトを取って商談のアポイント(アポ)を獲得し、そのアポを受け継いだフィールドセールスが商談から受注までを担う「アポ獲得分業型のインサイドセールス組織」の導入も徐々に増えてきています。

 本連載は、アポ獲得分業型インサイドセールス組織の立ち上げについてのお話です。

 アポ獲得分業型インサイドセールス組織を立ち上げたものの、アポの質が低くてうまくいっているとは言えない、マーケと営業の壁がある、SFA(Sales Force Automation)をうまく使えていない、MA(Marketing Automation)がメルマガばら撒きツールになってしまっている、という声をよく聞きます。「すごく成功している」という話を聞くことはまだ多くありません

 アポ獲得分業型インサイドセールスを導入するとどんな成果が出るのか、導入にはどんなハードルがあるのか、どうすればマーケと営業の壁をうまないのか、SFAとMAをどう使えば良いのかなど、インサイドセールス組織立ち上げで失敗した弊社の実体験をもとに4回の連載でご紹介します。第1回となる今回は、立ち上げ時の失敗と学びについてです。

立ち上げ期、大失敗の3ヵ月からスタート

 まず、こちらは弊社がアポ獲得分業型インサイドセールスに取り組んだ成果です。

  • トップセールスの営業成果が単月受注最高額の1.5倍に
  • 単月の受注総額が前年比1.7倍に
  • 新卒1年目の受注貢献成果が、過去2年間の1.2倍に

 営業効率を向上させることが目的だったので、成果が出たと言えます。ここまでの成果を出せるインサイドセールス組織の立ち上げには、12ヵ月かかりました。

 

 最初の3ヵ月は、2名のインサイドセールスメンバーと私の合計3名で取り組み、アポ供給数がわずか8件、受注貢献数1件と大きな失敗をしました。

次のページ
失敗の要因は「成功後のかたち」の模倣

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
インサイドセールス組織、立ち上げの正攻法連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

アライドアーキテクツ株式会社 執行役員 藤田佳佑(フジタケイスケ)

アライドアーキテクツ株式会社 執行役員。証券会社でリテール営業を3.5年、人材会社で営業1年の勤務を経て2013年にアライドアーキテクツ入社。大手企業向けのSNSプロモーションの企画提案営業・SMB向けの自社SaaSプロダクト営業を担当。2018年にインサイドセールス部門を立ち上げ。2019年、執行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
  • hatena
SalesZine(セールスジン)
https://saleszine.jp/article/detail/698 2019/08/23 07:00

Special Contents

AD

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

SalesZine Day(セールスジン・デイ)とは、テクノロジーで営業組織を支援するウェブマガジン「SalesZine」が主催するイベントです。 丸1日を通してSales Techのトレンドや最新事例を効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年4月18日(木)14:00~15:30

イベントカレンダーを見る

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング